| この「現場入力」と「月次処理の早期化」を実現すると、1991年からはPOSレジ導入によるデータ活用を開始した。POSレジを店舗や食堂に設置することで、会員の日々の購買動向を収集し、仕入や学生への各種提案活動に活かしていった。
その一例が、食堂の利用履歴から不足しがちな栄養素を個人ごとに割り出し、レシートに表示するサービスだ。反響はきわめて大きかった。多くの学生が緑黄色野菜の不足に気づいた結果、ほうれん草の販売量が急激に増えたという。「これが各方面から注目を集め、大学の健康管理センターから共同研究の申し入れなどもありました」と福島氏は語る。
こうしてITシステムは進化を続け、1996年にはインターネット・プロバイダ事業も展開。やがてインターネット上にモールサイトを設け、組合員向けのネットショッピングを開始した。さらにこの頃、2000年問題に対応するため、ホストシステムから、クライアント/サーバ型システム(以下C/S型システム)に移行した。
そして2004年、このC/S型システムのWeb化が議題に上がるようになる。直接のきっかけは、2007年3月末の消費税内税化のリミットが迫ってきたこと。消費税内税化を組み込んだシステムを構築することが求められた。
また、2000年問題をクリアしたハードやソフトウェアの老朽化も目立ってきた。PCサーバのバージョンアップをマイクロソフト社は5年ごとに繰り返すし、クライアントPCに採用したVisual Basic(以下VB)のサポートも2008年には打ち切られる。そこで、2007年2月末を納期と設定し、納期厳守でシステムのWeb化に着手することとなった。
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