金属加工機械で世界トップクラスの業績を誇る株式会社アマダ(以下、アマダ)。板金機械事業、切削・構機事業、プレス事業、工作機械事業の4事業を中心に、機械やシステムの製造から販売、保守までトータルにサービスを提供している。
同社は1946年に創業し、1980年代からは海外展開を本格化。現在、アマダグループは子会社、関連会社約80社で構成され、世界の主要国に拠点を持つグローバル企業に成長した。
同社は「エンジニアリングのアマダ」としても、業界で高く評価されている。「私達は、単純に機械を製造・販売するだけではなく、顧客の課題やニーズを把握し、解決策となる最適なシステムを提案し、構築しています」と、同社ICTシステム部Webシステムグループリーダー大野実氏は語る。このため、顧客と相談を繰り返し、単品の機械ではなく、他の機械やさまざまなオプションを組み合わせてソリューション販売している。
こうして最終的に完成するシステムの仕様書が「確定仕様書」である。これが営業から本社へまわり、工場のラインで製造が開始される。従来、この仕様書はExcelを利用した営業手作りであった。一連のステップも含め、早くからシステム化を求める声があがっていた。
そのような現場の声に応えるため、システム化を本格的に検討しはじめたのは、2006年夏頃のこと。Webシステムでの構築が前提となっており、その課題の1つとして、画面上で完成した確定仕様書の印刷があった。帳票をブラウザから印刷するのは、品質確保が非常に困難なためである。
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